DX時代の実験データベース
各システムのデータを横断的に分析・活用するために必要なデータ連携
製品開発や基礎研究における実験、検証データは、製品や研究の実体を表すものであり、宝の山ともいわれています。実験データを活用するためには、データの蓄積/連携/集約/分析を支える基盤が必要です。本ブログでは、データの連携、集約について記述します。
実験データとひもづけたい情報、ドキュメント
製品開発をしている製造業で開発に使用される実験データを活用するためには、各データとセットで諸元情報が用意されている必要があります。つまり、どのような製品を開発し、どういう条件で実験を行ったのかといった情報が伴っていなければ、その実験データを活用することはできません。また、実験内容を理解するためには、評価ドキュメントを実験データと一緒に見たい場合もあります。
バラバラに保管されたデータ
これらの情報やドキュメントは、様々な社内システムで別々に管理されていることが一般的です。複数あるシステム間のデータ連携ができていないため、各システムのデータを横断的に分析・活用するとができていないという悩みは、よく耳にします。
グラフ型データベースを活用したデータ連携
当社では、それらのデータベースの上位にグラフ型データベースを使用したアプリケーションを開発し、これらのデータ間につながりを持たせることで、この課題を解決しました。グラフ構造でひもずけられたデータは、APIにより取得する事ができます。
また、グラフ型データベースが持つ強力な検索機能により、様々な視点でデータを検索することができます。
参考資料、セミナー動画
本ブログは、当社の日本の自動車会社におけるプロジェクト経験を元に書かれています。より具体的な情報を知りたい方は、これらの参考資料を閲覧いただくか、お気軽に当社までご連絡ください。
要旨:
日本の大手自動車会社様向けに、パワートレインの機能部門をつなぐ実験データベースシステムを納入した際の事例。第2章は、本ブログ内容の詳細について書いています。
要旨:
日本の大手自動車メーカー様に納入実績があるPVMソリューションの紹介、及びデモ。
部品表や計画システムなど、様々なITシステムとつながり、部署と部署の横ぐしをさす実験データベース。
動画時間:30分