PLMと実験データベースの接続
~PLMに実験データを提供する~
PLMと実験データベースの接続
最近、PLMと実験データベースを接続したいという案件が出てきているので、PLMと実験データベースを組み合わせた使い方をご紹介します。
PLMプラットフォームでは、プログラムを用いて業務アプリを作成することができるため、ユーザ企業は、内製システムのITエンジニアを雇い、PLMプラットフォーム上にアプリを作っていたりすることが一般的です。
実験データベースのAPIやライブラリ
当社の実験データベース(BRIX PVMプラットフォーム)は、APIを持つため、PLMに実験データを提供することができます。検索APIを利用して車両コードや部品番号などからデータを検索し、目的のデータをさがすことができます。
また、例えば、内製システムのITエンジニアが良く使用しているC#などのプログラミング言語のライブラリなど、実装しやすい形で提供することも出来ます。
PLMと実験データベースの接続例
これにより、例えば、日常的に発生する実験データを実験データベースに取り貯めて、評価会などのイベントで使用したデータをPLMに提供することが可能です。
また、さらに結びつきを強くするならば、PLMから実験依頼を実験データベースに対して発行し、それに対して実験データを蓄積していくという連携も可能です。
実験データベースの解析機能
実験データベースを単にデータ蓄積だけのためだけに使うのではなく、解析処理を効率化するために使うことも出来ます。
BRIX PVMには、解析プログラムを登録できる機能(D2D+)があり、実験データベース内のデータを解析プログラムや解析ツールに提供することができます。
例えば、特性値のトレンドグラフを作成するなど、多くのデータを集めて解析する必要がある業務は、実験データベースを使用することで素早く処理することが可能となります。
また、実験で取得した生データを、まずは、データベースに格納し、そこから日々の解析処理をかけるというプロセスを作ることができます。こうすることにより、日々の業務はデータを蓄積しながら回し、その中の特定のデータをPLM側に提供するという運用が可能です。
データ発生後にすぐにデータベースに格納されるので、ユーザーに対してアクセス権を付与することでデータの改ざん防止などのセキュリティ対策も可能です。
製造業向け実験データベース:BRIX PVMプラットフォーム
このように、実験データベース(BRIX PVMプラットフォーム)は、自動車会社に納入実績があるプラットフォームであり、上述したような様々な機能を既に持ちます。
また、既に自動車の開発プロセスで発生するメタデータを格納できるデーモデルを持っています。これらを活用することで、自動車開発用の実験データベースを短期間で作ることができます。
BRIX PVMソリューション 部署を越えて実験データを使えるようにする
BRIXPVMソリューションは、製造業、特に自動車会社における複数部署によるデータの活用を実現するための実験データベースであり、日本の大手自動車メーカーで使用されています。
製品開発で使用される実験データは、本来は1つの製品を表すものであり、製品構造と実験データをひもづけて蓄積することで多くのエンジニアがデータを共有できるようになります。
当社のホームページでは、製品のセミナー動画、カタログをご用意していますので、こちらも合わせてご覧ください。