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小さく始め、大きく広げる実験データベース

材料実験でのBRIX LITE納入&運用サポート事例

お客様の背景

大手電機メーカーの材料研究部門。実験部署がデータを提供し、データサイエンス部署がpythonを使用してデータサイエンスを実施している。BRIX LITEを導入し、両部署のデータ共有に使用している。

1.導入前

無償評価版を使用し、いくつかのサンプルデータを格納してBRIX LITEの機能を理解し、導入時のイメージを膨らませました。

2.導入

データをどのように格納するかを相談し、使用を開始します。まずは、計測器からCSVで出力できるシンプルなデータ(FTIR,DBLI,XRDなど)や、Excelからコピー&ペーストで格納できる試験条件など、格納が容易なデータを対象にしました。また、データサイエンス部門向けに、Rest APIのサンプルコード集も提供しました。

3.課題の可視化

実際に使用する中で、見えてくる課題もありました。例えば、実験部門とデータサイエンス部門で計測データの命名方法が異なるため、データサイエンス部門がデータを見つけられないという問題が発生しました。命名規則の共通化を試みましたが、うまくいきませんでした。

4.解決

データの受け渡し方を見直しました。まず、実験部門とデータサイエンス部門が必要なデータについて話し合い、実験部門がデータを検索して、対象のデータをBRIX LITEのデータカートに格納します。データサイエンス部門は、データカートに格納されたデータをAPIを使って取得します。

※データカート機能は、データベース内の複数のデータをグルーピングする機能です。グルーピングされたデータは、REST APIを使用して一括取得が可能です。

5.適用拡大

対象とするサンプル、データ、ユーザーの範囲を拡大します。例えば、実験部門でもPythonを使える人材を獲得し、解析の自動化を進めています。ヘッダー付きデータや、CSVで出力できない複雑なデータ構造も格納し始めています。

相談例:「複数社のGC-MS装置がありますが、jdx形式で出力した場合、ヘッダー情報が異なります。どのように格納すれば良いでしょうか?」

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